2024/01/13

投資目的の車の購入の穴

近年、若い世代の方が株式投資、投資信託、為替、仮想通貨など、あらゆる面から投資という言葉を耳にすることが多かったと思う。

腕時計投資、自動車投資なども増えてきたと思う。

その中で自動車を何年後かに高く、売れると言う目的で購入をしている人がかなり増えてきた。

しかし、その中で新車が抽選と言う時代にもなってきた。

新車が抽選と言うのも、かなり異様な感じであるが、これが現実である。

今までは、このような時代になった事はなかった。

その中で、私たち自動車業界はかなり厳しい事態となってきたのも間違いは無い。

そして、10年前は、新しい自動車屋さんがたくさんできたが、現在はかなり減少傾向にあり、自動車の売買についての販売方法をかなり強いられることになる。

昨年度までに、大手業者が不正を行い、社会的に大きく変化を求められる年でもあったと思う。

今回は、私が独自で行っている車の投資の仕方を少しだけお話ししようと思う。

おそらく皆様もご存知だと思うが、自動車の投資には海外の状況がかなり影響してくる。

例えば、ランドクルーザープラドは200系クリーンディーゼルの車がかなり市場に溢れたことがある。

その時私も1台購入をしていた。

この時にランドクルーザープラドは暴落した。私は国内で販売できて利益を出したが、その後の状況はかなり自動車業界でマイナスを抱えた業者が多かった。

そしてさらに海外輸出はたくさん行っていたが、需要のある車はほとんどがトヨタ車であり、カローラ、アリオンハリアー、などの2年落ち中古車がかなり動き、当社も利益が出た。

そんな中で、最近は一般のお客様が投資目的でアルファード、ヴェルファイアを欲しいと声がかかるようになった。

もし購入できるのなら、2年後か3年後にはほぼマイナスがなく売却ができると思う。しかし、新車となると800万から1000万位の投資額になる。この車の月々の返済を考えると、最低でも6万円から10万円位は支払いがあるであろう。

そして、海外に輸出される車は、フルオプションであることが条件であり、1000万円を超える新車となる。

したがって、リセールはまずまず良いが、投資をするにあたり、1年の縛りもあり、あまり良い自動車の投資とは言えないと思う。

しかし、この状況に適している買い方ができる人たちがいる。

この人たちは会社経営をしている人たちである。会社を経営する中、新車を購入し、経費として償却する。

そして、1年2年後に買い替えをする。償却をした車が、利益を出しそして、走行0キロの車をまた購入できる。これが1番良い投資の仕方であると私は思う。

本来は、車を投資目的で買うということはなかなか難しいことであるが、現在の世の中がこのような状況であることには間違いがなく、間違った購入をしてしまったお客様からの相談が昨年度もかなり多かった。

やはり、自動車は消耗品であり、投資目的で乗られる方はかなりリスクがあることも考えて欲しい。

交通事故なので破損してしまい、査定が下がってしまった。お客様もかなり多い。

しかし、それは運が悪かったと言えば、それで終わりだが、金銭が発生すると裁判にもなりかねる。

自動車の投資はいろいろな保険問題なども考えた上で行うべきであろうと思う。

もし車の購入の仕方で迷っている方がいらしましたら、こちらに相談ください。