ここ数年で実感することがある。エージェントを設立してから20年が経過した。その中で、設立当初はこんなふうにしたいと言う理想がたくさんあり、友人に理想を話しをした事がある。その時、それは偽善であると言った。私はその時に親しい友人だったため大きなショックを受けた。
そして、同時に悔しさを感じた。
その気持ちは変わらず、数日後に、その友人になぜ偽善であるかを確認するが如く、友人に会いに行った。
その時に友人の本当の気持ちがわかった。それは理想で話をしてしまうと、理想が高まりすぎて偽善に聞こえる。
あまり、その話を、他人にしてはいけないと言われたこと。今でも思い出す。
しかし、現在であれば、その友人が言った意味がよくわかった。
理想を述べる事はたやすいことだが、その理想、実行してない時点で、理想は理想だと言うことであり、犠牲者と思われても仕方がない。
だが、私はどうしても偽善者と言う偽りの善に対して諦めず前に進むことを選んだ。
その結果が出たのであろうか?
現在私は6畳一間の事務所から始めて、次はテナントを賃貸で借りて、昨年度に自社物件の会社に成長した。
偽善者と言われた。友人は今でも仲の良い友である。
私はこのことを今でも思い出しこれからの新しいことを始めるときは必ず非難される。そして新しい事は皆に伝えるにはものすごく難しいものであると言うことを実感している。
そのために必要なのは、世の中をしっかり見て、人の流れで時流に逆らうことのない構築をしわかりやすくスムーズに利用できるシステムや人間関係が重要だと私は認識している。
安心、安全、信頼などの言葉は確かにわかりやすい言葉であるが、これこそが偽善と言われても仕方がないような言葉にも思う。
しかしながら、人間と言うものは言葉で伝えないと最初は伝わらない。
そして、本当に心から伝わるという事は、長い時間と年月をかけ、結果を出して、その評価であると私は思う。
エージェントが成長した1つの過程の中で、貫いてきたことがある。
裏切られても裏切らない。
たとえ一度裏切られても2度目に理解してもらえれば、それはよしとする。相手を信頼することで、相手に信頼をもらい、結果につながる。
私は自らに心に傷をつけて我慢と言う力をつけ日々進化を遂げている。
すべての結果は、諦めない心から成り立ち、どんなにむちゃくちゃ事例が舞い込んできても、そのむちゃくちゃがあきらめないことで、新しいビジネスを思わせ、世の中のルールが進化していく。そんな未来を望み進んでいきたいと思う。