2025/11/18

過去の記憶は、ただの「お守り」として持っておく

1. イントロダクション:心に刻まれた記憶

私には、子どもの頃からの、ちょっとした失敗や、誰かに迷惑をかけてしまった時の記憶が、ずっと消えずに残っている。故意ではなくても、その時の「罪の意識」みたいなものは、今でも時々思い出す。

それは、次に失敗しないようにという気持ちの表れだと思うし、自分の中で人生のスピードを緩める「ストッパー」になっていることも自覚している。

ただ、このストッパーをただの足枷で終わらせたくない。この記憶を、どうにかして未来のための教訓として静かに持っておきたいと思っている。これは、私自身の、これからの人生への言い聞かせのようなものだ。

2. 失敗は私の先生だ

世の中には、成功している人も、そうでない人もいる。地位を失う人もいる。どんな状況になろうと、私たちは生きていかなければならない。それが人間だ。

大事なのは、成功から学ぶことはほとんどなく、失敗から学ぶことだと私は思っている。失敗は、「何が足りなかったか」「何が間違っていたのか」を具体的に教えてくれる、私にとっての先生だ。

過ぎたことを悔やんでも仕方がない。過去は戻らない。だから、目の前で起きたことを教訓として受け止め、同じことが起こらないようにする。これが私にとっての「学習」だ。

3. 大人になる前の「心の柔軟体操」

私が思う学習方法で一番大事なのは、大人になって考え方が固まってしまう前に、物事を柔軟に考えられる土台を作ることだったと感じている。

もう大人になってしまったけれど、今からでも自分のミスや愚かさを素直に自覚すること。これが、周りの人たちとの関係を良くしていくための、静かな努力だと思っている。

自分だけのオリジナルを探すのは本当に難しいが、努力を続けていれば必ずそこにたどり着けると、私は信じている。その結果が「失敗」で終わっても、それは「なぜ失敗したのか」を深く考えさせてくれる良い機会をもらえた、と捉えれば、それが私自身の成功だ。

4. 他人を巻き込んだ時の責任

ただ一つ、他人を巻き込んでしまったり、迷惑をかけてしまった時は、しっかりと謝罪と和解をすることが大事だと思っている。

なぜなら、それは単なる失敗ではなく、人間関係を深く学ぶための「場」だからだ。誰かを傷つけてしまったら、どんなに良い人でも加害者になってしまう。この危機感を常に持ち、二次災害にならないように何重にも壁を張りながら考えられるようになること。それが、指導者や経営者として、または人として求められるプロの姿勢だろうと、私は認識している。

私が歯がゆいのは、この大事なことを、わかっていながら実践しないことだ。

5. 助け合いが巡り、自分に返ってくる

みんなが助け合うことで、多くの人々じゃなくても、たった一人の人間が救われればいい。その人の心に響けば、その人がまた別の一人を救う。昔から受け継がれている「共存心」とは、こういうことだと思う。

すべての事柄は、先の未来のことを考え、前に進む前向きな気持ちを、他者から与えられるのではなく、普通に自分で作り上げることが大切である。

過去の記憶は、もう「ストッパー」ではない。未来の私を静かに見守る**「お守り」**として、ただ持っておこう。そして、今日も前向きな気持ちを自分でつくり出して、一歩踏み出そうと思う。